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【Coach's Corner!Vol.12】

MarkBurtonコラムCoach's Corner。

彼はバスケコーチの顔の他、
アメリカ軍内でメンタルヘルスを担当する
カウンセラーの顔があります。

戦場から帰還した兵士の癒し
帰りを待つ家族の心のケア、
基地の中での暴力や自殺防止。

こういったことを中心に
心のケアをしています。

バスケットボールコーチの彼の考え方、
指導はこういう側面も深く関わっており、
「全ては繋がっている」ことを示唆します。

今回のお話も選手が考えるべきこと、
コーチがケアすべき領域、
彼の担当する選手のご父兄からの相談を元に
お話を進めていきます。

最後までぜひご覧下さい。


「Attitude & Respect」

The other day a father call me to speak with me about his son. He told me that his son was struggling with the basketball team and wasn't playing very much. I was a bit surprised to hear that news because I train his son a couple of times a week and he has good talent. I asked him what the problem was. He said to me that he would be honest with me about the situation. He said that the team didn't like his son and the coach didn't like him either. I asked him why. He said his son's attitude was not great and that he has personality problems that his Dad wants me to help him with. The kid is 15 years old and although I train the kid I don't coach him. I help kids develop their talent and then it is up to the kid and the coach to fit that talent into a team.

ある日、ある選手の父親が
私に彼の息子について話したいと電話してきた。

その父親は、息子(サム)が
バスケットボールのシーズンが始まってから
チームのメンバーに選ばれたのにも関わらず、
ほとんど試合に出させてもらえず、
つらい毎日を送っていると話してくれた。

私は少し驚いた、
何故ならその息子というのは、
シーズンが始まる前の数か月にわたって
私が週に2回ほどトレーニングしていた、
とても才能のある良いプレイヤーだったからだ。

私は尋ねた、何か問題でもあったのか?と。

その父親は、私には全て隠さず話すと言い話し始めた。

そのチームのメンバーは、その息子の事を嫌っていて、
チームのコーチも彼の事が気に入らないというのだ。

私は、どうしてそんな事になってしまったのかと聞いた。

父親は、息子の態度が良くないことが原因で、
私に彼の性格上の問題を解決する
手助けをして欲しいと言ってきた。

この息子は15歳であり、私は彼をトレーニングしているが、
彼のコーチはしていない。

私は、トレーナーとして
子供たちの才能を伸ばす手伝いをしている、
その才能をどう自分のチームにフィットさせるかは、
その子とコーチ次第なのだ。


I told the father that I would speak with Sam to help him out. I spoke with Sam about attitude. Attitude is one of the most important qualities a person can have. It separates winners from losers. A player with a bad attitude can poison a team. If he isn't willing to put the team ahead of himself/herself and do whatever it takes to support the team them that player doesn't understand how important it is to work in a group and will struggle not only on the basketball court but in his life. That person will not understand how to accomplish a goal that takes teamwork. He will never be able to go out in the world and be successful because he won't be able to work with others, people will not want to be around him and they will never help him because of his attitude.

私は、その父親に言った。
どうやったらサムの問題を
助けることが出来るか本人と話してみると。
そしてサムと彼の態度について話してみた。

態度というのは、
人間が持てる一番重要な質の一つなのだ。

その態度によって、
勝ち組になるか負け組になるか分かれる。
態度の悪い選手が居れば、
それはチームに毒をもたらすだろう。

もし彼がチームという物を自分より先に考えず、
チームの為になることならなんでもやるという姿勢や、
グループという組織の中で働くのが
どれだけ重要かを理解できずにいたとしたら、
バスケットボールのみならず彼の人生で苦労するだろう。

そういう人間は、
「チームワークによって目標を達成する」
というルールが理解できないのだ。

世界に出たとしても、成功はしないだろう。

何故なら他の人と仕事をする事が出来ず、
他の人たちも彼の態度の為に
誰一人として助けようとしないからだ。


I told him his team will never accept him or respect him as long as his attitude is negative. However, he is still a kid and can change, anyone can change. Coaches don't give up on your players when they are still so young and developing as people. Help them through the process by being honest with them and holding them to a high standard. Don't let them control your team no matter how good they are on the court because you still have to develop them off the court as well and you want them to respect you, you want them to respect the other players and you want them to respect the game.

もしサムが
そのままネガティブな態度を続けるのだとしたら、
彼のチームは絶対に彼を受け入れないし、
絶対に尊重もしてくれないと話した。

しかし彼は、まだ子供だから、
変われるとも付け加えた。

コーチたちは、自分の若い選手たちが、
人間として成長している段階だとしたら、
(性格に問題がある選手だとしても)
絶対にギブアップしてはいけない。

自分の正直な気持ちをちゃんと教え、
彼らをその問題から
救い出す手伝いをしなくてはならないし、
高い基準の道徳面を
子供たち(選手たち)に教えていかなくてはならない。

どんなにいい選手だとしても、
態度の悪い選手にチームを
コントロールさせるような事は絶対にしてはならない。

コーチたちは
選手たちがコートから出た後の
生活の中での教えもしていかないといけないのだ。

コーチを尊重するように、
他のチームメイトも尊重するように、
そして試合を尊重するように。


Mark Burton
President, World Star Basketball Academy


代表コラム【Coach\'s Corner!】_a0326598_12322607.jpg


by wsba2014 | 2016-12-21 12:34 | Coach's Corner | Comments(0)

【Tailwind】

【Tailwind】

学生ボーラーの中でも、中3や高3の皆は
間近に迫った受験本番に向けて
必死に勉強に取り組んでいる頃でしょう。

進学先となる学校は君の新しいチーム、
学校選びはチーム選びです。

プロならば、
勝てる優勝できるチームへ、
評価してくれプレータイムを約束してくれるチームへ、
高額な年俸を提示してくれる好条件のチームへ、
こんな選択条件があるでしょう。

学生諸君のチーム選びとは少し違いますね。

しかし
より良い環境を求めたり、
ノウハウのあるところ、
信頼出来るコーチを求めて、
バスケだけでなくその先にあるものも同時に得る為、
自身の成長や求めるものを叶える為に
チーム選びをするのは変わりません。

ただ、学生諸君に求められるものはバスケだけでなく
勉強の成績という別の面もあります。

勉強が大嫌い。そんな人もいますね、きっと。

でも学ぶということは
自分に今までなかった新しいことを
「知る」ということ。

どんな小さなことも知ったことで
昨日の自分より成長している。

知識は考える幅を広げ、
正誤を測る大切な情報となり、
自分や人を助ける大事な知恵になります。

そして知ったことをどうしたら正確に他の人に
伝えることが出来るのか?

知ったことを伝えたり表したり出来なければ
その知識は「役に立てる事が出来ない」ということです。

勉強とはそういうことです。

バスケットボールをはじめ
スポーツは戦略や戦術、効率など
沢山の知識や知恵、考えることなくしては成り立たない、
言い方を変えれば勝てる要素を見出すのに
頭脳はもはや必要不可欠な時代になっています。

また、スポーツはとても有益な
コミュニケーションツールでもあります。
出会い、繋がり、支え合い、
チームがあればそれは人の集合体ですので
人として最低限必要となるものを
身に付けていない人は受け入れて貰えないことだって
あります。

全ては繋がっています。

勉強し知識を増やし、知恵を持つことは
バスケットボールのプレーの視野や幅を広げること。

学生諸君にはぜひとも沢山の選択肢を持てるように
片手落ちにならず必死に勉強にも
励んで貰いたいと思います。

受験本番を控え伸び悩んでいる人にヒントです。

これはとある映画の一節です。

「Change direction,
and turn a headwind into a tailwind」
(逆風は振り向けば追い風になる。)

考え方やものの見方は一つではありません。

帆の張り方で今真っ向から受けている風は
自分を後押ししてくれる味方になるかも知れません。

また、今挑んでいる高い壁は
それをクリアした時、
今度は貴方を守る堅牢な城壁になり
その強い風は貴方の望む未来に向かっての
追い風になってくれる筈です。

同じ明日が必ずくると誰も約束は出来ません。
明日も同じように綺麗なコートでバスケができ、
温かく明るい部屋で机に向かい勉強出来るかどうか
誰にも保障は出来ません。

今日、今、全力でやりきる。

その積み重ねがあるから大きな夢に届くのです。

まだまだ頑張れる。

神風が吹く時、
準備の出来ていない人は活かせません。

本番環境に合わせて訓練しましたか?
寒さを想定して同じ環境でテストしましたか?
逆に室温が高い場合の想定はしていますか?
本番となる場所は下見して
緊張感を少しでも解く様にしていますか?
インプットしたものをアウトプットする練習は?
希望するチームの練習は見たか?
大学への進学率や勉強はどうなるのか知っているか?
真っ向勝負以外に目標の学校に入る方法は本当にないか?
別の科があったり受験方法が存在しないか?
まだやり残したことはないか?

全ての準備は出来ているか?

勿論安全に適当に過ごす人生もありです。
しかしそれでは目標とすることには100%届きません。

3000mの山に登ろうと決めたのに
途中で諦め隣の2000mの山に登ってみたものの
そこから見える景色は諦めた山の遠い頂。
その瞬間湧き上がるのは達成感ではなく
自分を慰め納得させる為の理由。

出来るかどうかの判断はもう少し先。
諦めが悪いのがアスリート。

あと1ヶ月半。

人生を決めるかも知れない大勝負。

死ぬ気の全力で頑張れ!
最後の決断の時まで
絶対に諦めるな!

私達のエールが一人でも多くのチャレンジャーに届き
響いてくれ、成功を手にしてくれることを
心から祈っています。

Obstacles don’t have to stop you. If you run into a wall,
don’t turn around and give up.
Figure out how to climb it, go through it, or work around it. 

Michael Jordan

(障害を前にして立ち止まることはない。
壁にぶち当たっても、振り向いて諦めてはいけない。
どうやってそれを乗り越えるか、突き進むか、
回り込めるかを考え出すんだ。)

【Tailwind】_a0326598_13164543.png

PS:
親御さんは子供達のブレーン、参謀、軍師です。

一緒に戦ってはいても冷静さを欠いたり弱気になったり
ヒステリックになってはいけません。

最前線にいるお子さん達が全力で戦い、勝利出来るよう
あらゆる情報を集め、決断の時に備え冷静な判断を。

本陣の弱気は前線に影響します。
信じて鼓舞し士気を高め、冷静に戦況を見極めて
大局を見て判断できるように
安易な情報に振り回され流され一喜一憂せずに
いて下さいね。

by wsba2014 | 2016-12-12 13:20 | コラム | Comments(0)