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「私達のVISION」

「私達のVISION」

少し考えている事があります。
米国でのアスリートやキッズからのオファーは増え、
バートンは多忙を極めており
一つの問題を抱えています。

それは「Assistant Coach」です。

勿論これまでも米国の中で
採用してサポートをして貰っていますが
ここに一つ問題があります。

良くも悪くも彼らは貪欲です。
マスターレベルでなくても
経験したことを「自分のコンテンツ」として
売ってしまうケースがあります。

独自に編み出した効果的なドリルを
本来の意図を理解せずに
そのままパクッて売ってしまう。

勿論練習に取り入れるのはアリです。

でもオープンに自らのウェブサイトで
さも自分のもののように扱う、
これはある意味マスターコーチへの裏切りです。

多くが多額のフィーを支払い
自ら学びそこに己のイズムや経験値、
生徒たちの個性を組み込んで
コーチングをしています。

傾向は違いますが
日本にもあります。

コーチ達は自分のスキルを上げ
愛する生徒の夢を叶える為に
自分の時間、自腹を切って学び、
自身のコートに持ち帰ります。

それに対して日本のコーチングフィーは
相当安いのです。

それはコーチを生業としている方々の数、
それがそのまま物語っています。

コーチだけでは食べていけない…

これが現実です。

また、スキルを学び成長する為に
自腹を切って渡米してくる選手達に対して
その帰りを待って「どんなことをしてきた?」
と練習方法をヒアリングすることも
ある意味同じタダで見分を共有させよう
ということになります。

さて、元の「Assistant Coach」のお話ですが
今の日本の環境では「プロ選手」になれなかったら
バスケライフはほぼ終わり、が現状です。

プロ選手になる、ということが現実化したのも
つい最近の話ですのでそれはハッピーですし
部活を頑張ってその先何になる、という点の
一つ指針が出来たので素晴らしい事ですが
正直そんなに「プロ」は甘くない。

ごく一握りのトップ選手のみに許される
プラチナチケットであることは
覚えておくべき事です。

以前コラムに投稿しましたが
プロができ、プロになりたいと願う選手、
海の向こうに夢を馳せる選手が多くなりました。

でも相応しい努力が出来ていない。
それが大半です。

そもそも相応しい努力がなんなのか、
そのレベル感もイマイチ明確ではない
ということもあると思いますが、
まずはプロアスリートになるという夢は
一つのビッグギャンブルでもあるということは
覚えておいて頂きたい現実です。

となると、それ以外にパッションを持つ人は
長くて大学の体育会を終えると
その時点でアスリートとしてバスケをする機会は
ほぼなくなり、仕事の傍らクラブチーム等で
アマチュア選手としてプレーする
といった程度になると思います。

これはもう仕事ではありません。
趣味です。

全てがプロになれることはありません。
その才能、環境に恵まれず
限界を感じる事もあるでしょう。
ですがそれでも情熱を持つ人は沢山います。

このゾーンの人達は
プロ選手になる人達よりもずっと多く
かつ相当に長く関わる事が出来る程の
モチベーションを持つ人が沢山います。

これを読んでくれている皆さんの中にも
プロ選手…現実には厳しい…
でもバスケに関わりたい…
と思っている人もきっと沢山いるのでは?

そして「名選手は必ずしも名伯楽ならず」
ともいいます。

選手として飛び抜けていることと
指導者として優れている事は100%一致しません。

ですが残念ながら
今のコーチの方々に絶対的に欠けている事があります。

それは

「教えることを学ぶこと」

技術、知識は素晴らしいんです。

でも指導者というのは
教え導く事が仕事です。

コーチの皆さん、
誰かにちゃんと「教えること」を学びましたか?

それこそがコーチングの肝です。

そして、冒頭のお話に戻ると、
マスターコーチ、バートンは
日本人の勤勉さ、真面目さ、
信頼関係を知る人柄、
そういった気質こそ、
学び得たものを伝えるに相応しいと
考えています。

中途半端に見様見真似をオリジナル化し
自分の売りにするだけでなく
人の生徒にマスターコーチの意図とは違う
間違った自分のイズムを教えてしまう。

そうではなく、

素直に学び
コンテンツを共有し
Assistantとしてマスターコーチの生徒に
同じイズムを伝える、
そして学び得たものに自らの汗や思いを付加し
日本の中で素晴らしい選手を育成して欲しい。

そういうコーチの育成を行うことで
プロ選手と共に、一つの道として
コーチとして生きる道をつくる。

選手としての才には恵まれずとも
コーチとしての才に恵まれる子達が
ギフトの導くまま、能力の活かしどころにも
繋がります。

コーチにはいくつも種類があります。

身体能力を上げる為のフィジカルコーチ
技術力を上げる為のスキルコーチ
マインド、モチベーションに直結するメンタルコーチ
そしてチームを統括し勝利に導くために存在する
チームコーチ。

これらは分業しなければならない程
個々の役割は本来深く、濃いものです。

チームの監督が全て兼任出来るほど
易しいものではありません。

勿論どれも「プロ」の領域。

プロ「選手」ではなくても
コーチも「プロ」です。

近所のおじさん、父兄、
ボランティアコーチの方々には申し訳ありませんが
それは限界があります。

必要な事を学んでいないからです。

「人が知っている事を教えて頂くには
相応の対価が必要」

ということを前提にするのが
日本の変わるべき点ではありますが
それはまた別の機会に。


私達のビジョンとして
大学生を中心に(男女)
ホームステイをしながらコーチングを学び
本物のスキルコーチから指導方法を得る、
(勿論有料です)
そんな企画を考えています。

※ホスト先には女児もおりますので
成人男性のコーチについては
ホームステイではなく近隣宿泊等により
同じく研鑽を積めるプログラムも検討しています。

専門のコーチを目指したい人は勿論、
学校の先生(部活指導)を目指す人、
今いるチームから親友がプロになる為
その支えとしてトレーナーの道を行きたいと思う人、
勿論別途体育学等の理論学習は必要ですから
逆にそういったベースがある人は
とても相応しい。

優秀なコーチが育てば
優秀な選手達が多く育つ。

とてもシンプルな考え方です。

10年先、20年先の未来の為に。

企画立案の際にはまたお知らせ致します。


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by wsba2014 | 2019-02-12 13:22 | コラム | Comments(0)