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【Final Quarter】

【Final Quarter】


昨日で高校ウインターカップも幕を閉じ
スクールチームの年内イベントは終わりに
なったかと思います。


其々のカテゴリで来春卒業を迎える皆さん
最後のシーズンお疲れ様でした。

其々に沢山の思い出があると思います。


日本の部活はとてもハードですし
良くも悪くもそれを全うしてきた人達は
その経験そのものがきっといつか
これ以上シンドイことはない、
と人生においての強い精神力の元に
なるかも知れません。


頑張れることは素晴らしい才能です。


今日本ではプロリーグが3年目を迎えて
沢山の課題を抱えながらも
リーグ、協会共に何とか前に進もうとしています。


また指導者方々も学びを継続するには
リターンが少なすぎて手弁当の状態が続き
専門的に行うことが非常に厳しい中でも
何とか教え子の為に知識を学び経験を積もうと
もがき苦しんでいるのが伝わって来ます。


本来はコーチの方々こそ海外に渡り
本格的な指導方法を学び
それを日本の流儀と合わせて
よりハイブリッドなものを創成していくことが
進化への最短距離ではありますが
現時点で多くの方が掛け持ち、
メインビジネスを抱えながらの状況では
中々厳しいというのが本音だと思います。

そんな中、次に本当に変化、進化が必要なのは何か?


そう。
選手諸君です。


システムや指導者がいくら頑張って変わろうと
選手自体の姿勢がどこまでいっても受動的で
与えて貰うスタンスでは本当の発展はありません。


プロが出来ました。
同時に夢を描く選手達も増えました。


しかし、プロはそんなに甘いところではない。


お金が無いからバスケを続ける為に
プロになりたい。


残念ですがお金をいち早く稼ぎたいなら
他の仕事を探すことをお勧めします。


夢はプロです。
では君は今何をしている?
ワークアウトの時間はどのくらい?

部活だけです。


すぐに進路変更しましょう。


プロフェッショナルとは
お金を頂いてそれに見合う、その期待値以上の
「仕事」をする人達です。


人と同じ程度の鍛錬、
休みを休みとして遊び寝て過ごす、
流行や欲に流され好きなものを食べる etc…

論外です。


一挙手一投足が注目され
どこに行っても気の休まることはない、
引退するその日まで
身体のメンテナンスを怠らず
常にハイレベルでプレー出来る状態を維持し
24時間365日自分の置かれた環境で
プレッシャーと闘いながら
悩み胃を傷め、体調が悪かろうと
何か辛い出来事があろうとも、
苦しんでいたとしても
それでも待っていてくれるファンの為に
自分を支えてくれる多くの人達の為に
そして自分自身の夢の為に
心技体を整えアリーナに向かい、
シューズを履き、
ユニフォームを纏い、
コートの中で全力を尽くさねばならない。


それがプロフェッショナル。
プロアスリートなのです。


夢を持ち語るのは素晴らしいことです。

ですが容易ならざる世界。
そこには大きな覚悟が必要です。


今の選手諸君を見るに
まだまだその覚悟をもち偉大な挑戦をしようという
そんな人物は本当にごく僅かしかいません。


野球選手を見て下さい。
その殆どが甲子園経験者。
全国大会に出る為に血反吐を吐き
泥にまみれ汗をかき
朝早くから暗くなるまでボールを追いかけて
それでも尚プロになれる選手は一握り。


君は今、
学校に行き勉強もせずにバスケだけしていたらいい、
部活の練習だけでいい、
全国大会に手も届かないけど
プロになれるかも知れない、
もしくはアメリカに留学すれば
その道が拓けるかも知れない、
なんて思っていないだろうか?


そんな自分にご両親やサポーターが
必死になって働いたお金を投資してもらう
価値はあるのか?と考えて欲しいのです。


NBAの選手はもれなく勉強面も素晴らしい。
プロ選手は社会的影響の大きさから
規範にならなければいけない。
リスペクトされる存在になる為に
知性も人格も磨かなくてはならない。


知恵や知性は勉強(知識)でしか身につかない。
学ぼうという姿勢こそが「勉強」というのです。


もし漠然と、そしてなんとなくプロにいけるかもと
思っている人がいたならば、
今すぐロードワークや
プラスαのワークアウトに出かけるか、
その安易な夢は捨てた方がいい。


可能性は全ての子供達にあると言いますが
本当は「努力できる才能を磨いた人」にだけ
可能性(チャンス)は訪れるのです。

頑張れない人に可能性はない。


スポーツ選手は一種のギャンブルです。
努力、経験、実績、チャンス、運、
其々が合致しないと叶わないものかも知れません。

そしてそれはたった一度のアクシデントで
泡と消えるリスクを秘めています。


文武両道といいますが
好きで夢見ることを一生懸命やるのは
当たり前のことなのです。

部活の練習で頑張るのは出来て当たり前。


その先を描くのであれば
当たり前であることに気付き
その上で考え、然るべき技術を持つ人や
そのチケットを持つ人に自分からアプローチし
情熱を伝え、死ぬ気で努力する事を誓い
然るべき対価や犠牲を払って
己の夢への道を歩むことです。


それが「道を拓く」ということです。


そしてその道は君達の人生そのものであり
いつしか競技を終えコートを去る日が必ず来る
その時に君達の人生を支えるものが
バスケットボールだけであってはいけないのです。


私達は日本の未来ある選手達が
本当の意味で才能に気付き、
物真似ではない本物になることを期待しています。

その為にはもっともっと進化が必要と考えます。


未だ全ての選手がアマチュアです。
真のプロフェッショナルを目指し
全国民、全世界をも魅了する選手が育つことを
祈願しています。


そして
2014年に日米の懸け橋になるべく
機会に恵まれないモチベーションを持つ
全ての選手やコーチの為に
機会創造をモットーに設立された
World Star Basketball Academyは
米国法人化を視野にいれ
その名称を変更し理念を一新致します。
※新名称に関しては別途発表致します。


米国に比重を置き、
日本での活動(機会創造)においては
前述のように選手諸君の本当のモチベーション
決死の覚悟を持った選手だけに限定したいと考え
その扉を少しだけ閉めたいと思います。


ですが、それは本物の選手に対して、
本物になろうと本気で頑張ろうと
強いモチベーション、マインドを持つ選手に対して
必ず力になって見せる、という我々の決意の表れです。


NCAA選手の排出育成、
独立リーグ選手のコーチング、
日本代表候補の排出育成
Bリーガー輩出(推挙による入団)
国内強豪校への進学

など様々な実績を重ねた4年間、
更なるハイレベルな展開を想定し
World Star Basketball Academyは一旦閉幕とし
2019年1月よりリスタート致します。


World Star Basketball Academyとしての
Final Quarter。


夢を見る全ての選手達が
頑張れる素晴らしい才能と
人生を強く生き抜く学びの環境に
恵まれますように。


World Star Basketball Academy
代表:Mark Burton / GM:Ko Kakegawa


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by wsba2014 | 2018-12-30 18:53 | The WSBA

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